映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」

(ネタバレ感想になっております。まだ、観ていない人は、読まない方がいいです)
もう、なにがなんでも、いち早く観たいということで、
公開初日の初回8:00の回に行ってきました。
早朝の5時45分頃に、新宿ミラノ1あたりに着くと、
もう、長い行列ができてました。
ですが、映画館の前からの列と想像すると、
まだ、驚くほどには、長くはないなと。
しかし、6時あたりから、一気に、人が増加し始め、
列は、西武新宿線付近の道路沿いに達しました。
まぁ、新宿ミラノ1は、1000人入れるんで、このくらいでも平気かも
と思ったら、映画館入場後、ひっきりなしに人が入ってきたみたいで、
左右の立ち見スペースも、満員状態になりました。
8:00開演のベルが鳴ると、期せずして拍手が。
(まぁ、まだ、予告篇が始まるだけだけど)
そして、いくつかの予告編が終わり、ヱヴァ本編がスタート。
冒頭、ヱヴァ映画恒例の製作会社ロゴ羅列。
カラーのロゴの時、ウルトラマンの変身の時の効果音が流れる。
最初は、マリの戦闘シーン。なんだか、クモみたいな仮説5号機で戦う。
そして、程なくして、2号機登場。
輸送機から、ダイブして、ジェットスクランダーみたいな装置で飛ぶ2号機。
明らかに、ライダーキックで、使徒を倒し、
式波・アスカ・ラングレーも地上に落りたつ。「あんた、バカァ?」連発。
この辺の流れを見ていて、ふと思った。
TV版エヴァは、限りある時間だったからこそ生まれた傑作だった。
しかし、このヱヴァは、エヴァ後の無限の時間から生まれたヱヴァなのだ。
だから、本来のストーリーの細部を煮詰めたり、
外伝的な要素を散りばめるだけだったら、いくらでもできると思う。
だから、大枠からハズれてそうで、
ハズレてないストーリーを見て、あれ?と思ってしまった。
が、しかし、綾波とアスカが急激な人間的目覚めをみせたあたりから、
ストーリーがズレ始める。
そう、フラグが立ってしまったのだ。
そして、アスカが・・・。
こうなると、ストーリーは、急激な展開を見せ始める。
最後は、「えっ?もう、人類補完計画遂行?」
「破」で終わりにする気か!となるクライマックス。
エンドロール。
私は、エンドロールが始まった時、拍手をしなかった。
私の望み通り、かなり、ストーリーがずれたし、
戦闘シーンも文句なくかっこよかったが、
それでも、最後のクライマックスは、
これまで、最後にハメていたパズルのピースを、
ドッキリ的に、ここに持ってきただけじゃないかとも思ったからだ。
しかし、エンドロール後、ズバッ!なるほど!
間髪入れず、予告篇。
最後に写った人物は、パイレーツ・オブ・アスカ・ラングレー。
ここで、僕も観念して拍手。
ここまで、人の心を揺さぶる演出展開をされたんじゃ、拍手するしかない。
脱帽。
真希波・マリ・イラストリアスは、
既存のアニメに出てくるような熱血っぽいキャラだった。
だから、すごく見やすいし、好感がもてる。
だけど、どんなヱヴァにも乗れるみたいだから、マリは、使徒なんだろうね。
カヲルが、美少年繊細使徒なら、マリは、美少女熱血風使徒
人類に世話を焼いているように見せて、最後は、支配したいみたいな。
カヲルと交わると、新たな展開になるみたいな。
マリの顔とキャラは、なんか、宮澤佐江さんを彷彿とさせたよ。
あっ、あと、あの童謡演出は、フチコマを思い出させるよね。
続きは、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(Quickening)」で。
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