「蝉」の蝉判明(?)

前に「1st超ベリーズ」収録曲の「蝉」に出てくる蝉は、
なに蝉だろうという検証を行いました。
【「蝉」の蝉検証】
ここでは、強引に「蝉」の蝉は、「クマゼミ」と決めつけたんですが、
今、大阪では、「蝉の騒音問題」が深刻化してるんですってね。
で、その騒音の原因の蝉は、「クマゼミ」なんだそうです。
こちらがその関連の記事→【蝉でうるさい大阪】
ということは、作詞者つんく♂Pの地元的風景がイメージされて、
作られた曲ならば、
「蝉」の蝉は、大阪に良くいる「クマゼミ」かもしれません。
そして、この事で、検索していたら、おもしろい事を発見しました。
この”「蝉」の蝉は、なに蝉?”の話みたいなことが、昔、あったそうなんです。
題して、「山寺の蝉論争」
松尾芭蕉の句に、「閑さや岩にしみ入蝉の声」っていうのがありますが、
この句に出てくる「蝉」は、どんな蝉であるか?っていうのが
昭和の初期に議論されたんだそうです。
論争したのは、斎藤茂吉さん。
斉藤茂吉さんは、ジージーと鳴くアブラゼミであると主張し、
他の人は、チィーチィーと小さく鳴くニイニイゼミであると主張して
議論が白熱したんだそうです。
で、これらのセミの活動時期を調べて検証したらしいんですが、
その結果、松尾芭蕉がこの句を書いた山寺を訪れた頃、
鳴いているのはニイニイゼミで、この界隈では、
この頃、まだアブラゼミは鳴かないということになり、
斉藤茂吉が敗れたんだそうです。
こういう発想は、昔からあるんですね。
おもしろいな。
最近のベリの新曲に、調べたい謎が、ないんですよね。
ん?「夏わかめ」のわかめは、なにわかめか?
わかめって、種類たくさんあるん?
お前は、どこのわかめじゃ?
追記:「クマゼミ」は、温暖化の影響で、
東京にも、進出しているらしいです。