映画「グラン・トリノ」
まず、私の心をくすぐったのは、アメリカンなもの。
「お〜、噛みタバコって、増えるワカメちゃんみたいな感じなのか〜」
「あの安そうなアメリカン缶ビール、おいしそうだなぁ〜」とか。
そして、まさに、アメリカンな車「グラン・トリノ」
最初、この映画に、そんなに興味がなかったんですが、
「グラン・トリノ」が車の名前だと知った途端、ものすごく興味が沸きました。
タランティーノの「デスプルーフ」に出てくるダッチ・チャレンジャーや、
「トランスフォーマー」に出てくるシボレー・カマロのように、
アメリカ人がこだわるアメリカンな車って、
ちょっと、かっこいいなぁ〜って思ってまして、
そんなアメリカ車が主題の映画って、どんなだろ?って思ってました。
映画を観終わった後に思ったのは、ストーリーのプロット(オチ)は、
目新しいものじゃなかったんだけど、
年齢、文化を超えて、近隣住民との心地よい融合を果たしていく主人公を
追っていくうち、このまま、平穏無事でもいいと思いかけた途端、
突然、帰結するお話に、「あっ!」となってしまいました。
この展開は、ずるいよ。泣くよ。
主人公の吐く、ダーティー・ハリー的毒舌が、かなり、ツボだったんだけど、
あれも、激的な終幕を演出するスパイスだったんだなと思いました。
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